2008年04月09日

バスク奇聞集

フランス民話 バスク奇聞集
堀田 郷弘
社会思想社
売り上げランキング: 631427



ちょっと油断していたら何処まで紹介したのか分からなく
なってしまいました(汗)。ごめんなさい。

というわけで、フランスはピレネー山脈付近にある
バスク地方の民話集です。

 妖精ラミナ
 怪物タルタロ
 主イエスとペテロ聖人の奇跡
 悪魔と魔女たち
 ことばを話す動物たち
 だます者、だまされる者

バスク地方はフランスとスペインの両方に近しい割りに
独特な言語、習慣などを持っていて、<歌と踊りの民>としても
知られています。バスク地方の民俗音楽は激しいですよ!

また、宗教に関しても、例えばイグナティウス・ロヨラが
バスク人であったり、魔女裁判の嵐が吹き荒れたこともあったり
縁の深い地域です。

民話も独特で面白いです。
ラミナは女性っぽい魅力と妖怪の恐ろしさを持ち合わせているし
タルタロはすごい力を持っているのに無垢な子供に
ころりと騙されたりして、結構キャラクターに意外性が
ありますねー。と思うのは自分だけでしょうか。

バスク語は言語学的にも珍しいものだそうです。
ちょっと、興味津々です(笑)
posted by まそむ at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 神話や民話や昔話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月27日

結婚十五の愉しみ―フランス中世結婚譚

結婚十五の愉しみ―フランス中世結婚譚
佐藤 輝夫
社会思想社 (1985/09)
売り上げランキング: 430030


フランス民話関係で持っている本はここまでになります。
これは、面白い。まずは目次をご覧ください。

 1・妻が着飾るために献身する愉しみ
 2・妻の浮気をかこつ愉しみ
 3・産前産後の妻に献身する愉しみ
 4・十年後、家族から疎んじられる愉しみ
 5・妻の浮気に手も出せずやつれる愉しみ
 6・御し難い妻を憂える愉しみ
 7・まんまと寝取られ亭主になる愉しみ
 8・女房の物見遊山につきあう愉しみ
 9・病を得て、女房子供にないがしろにされる愉しみ
 10・情をなくした夫婦が味わう愉しみ
 11・身重の女を娶る愉しみ
 12・戦のさなか女房の苦しみを一身に引き受ける愉しみ
 13・戦から帰って、女房が他の男と戯れているのを知る愉しみ
 14・若い女房を亡くし年増女を妻にする愉しみ
 15・女房の情夫を目前にみすみす見逃す愉しみ

……ヒドイ本でしょ。

内容も皮肉たっぷりで、取り分け、前口上で結婚の恐ろしさを
夢見る若者達にねっとりと言い聞かせているのが印象的です。
その言い方がまた、シニカルなんですよー。
posted by まそむ at 16:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 神話や民話や昔話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月19日

フランス中世艶笑譚

フランス中世艶笑譚 (1984年) (現代教養文庫〈1104〉)
森本 英夫
社会思想社 (1984/03)
売り上げランキング: 729265


 浮気の結末
 夫婦の味
 女の口説き方
 娘の教育
 馬鹿話
 
はい、こちらは下世話な話題を主に取り上げた笑話(ファブリオ)
となっております。

正直、大人になるまで買えませんでした(笑)。

非常に庶民的な人物が登場して、庶民的な莫迦話を繰り広げる
割には、聞き手は意外と庶民でなかったりするそうです。
取り合えず、美しい恋愛譚でないことだけは確か。

こんなのもあるんだなぁ。

posted by まそむ at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 神話や民話や昔話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月04日

フランス中世滑稽譚

フランス中世滑稽譚
フランス中世滑稽譚
posted with amazlet on 07.12.04
森本 英夫 西沢 文昭
社会思想社 (1988/09)
売り上げランキング: 442023


笑話(ファブリオ)民話集その2です。

 僧侶にご用心
 愚か者あわれ
 頓智と奸智
 臭い話
 馬鹿話

やっぱり音読で楽しむというか、読んで聞かせて楽しむタイプです。
司祭が意外と俗っぽい役割だったりして、
案外信仰心と言うのはそんなでもなかったのかなーなんて
思ってしまいました。

更にそう強く思ったのが次の本ですけどね。
posted by まそむ at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 神話や民話や昔話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月28日

フランス中世処世譚

フランス中世処世譚
フランス中世処世譚
posted with amazlet on 07.11.28
森本 英夫
社会思想社 (1985/07)
売り上げランキング: 682198


この本は幾つかの章にわかれています。

 悪妻ならし
 浮気と貞淑
 盗みと騙し
 教訓話

割と教訓めいた話が多めですかね。
純粋に民話としても楽しめます。
でも、処世譚というとどうかな、というと、やっぱり時代や価値観が
違うなあと思う部分もありますねー。
基本的には笑い話(ファブリオ)です。やはり音読するのがいい感じ。
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2007年11月23日

フランス幻想民話集

フランス幻想民話集 (1981年)
植田 祐次
社会思想社 (1981/04)
売り上げランキング: 862177


今までにもご紹介したとおり、
「妖精」+「幻想」の組み合わせが多いので、ついつい
兄弟本と言ってしまいます。
本当はフランス民話関係はもうちょっと色々ありますので、
妖精から離れて3冊ほどご紹介することにしますねー。

この本も不思議民話たくさんです。で、だいたいあんまり
後味のよろしくない話が多いですね。

フランスだから、イギリスだから、とか、
そういう「お国柄」みたいなのは、実はあんまりよくわからないです。
名詞がフランス語っぽいよなーと思ったり。
もっと掘り下げて研究すればきっと見えてくるのでしょうけれど
自分にはそこまでの眼力はないようです(汗)。
posted by まそむ at 17:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 神話や民話や昔話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月22日

フランス妖精民話集

フランス妖精民話集 (1981年) (現代教養文庫〈1048〉)
植田 祐次
社会思想社 (1981/08)
売り上げランキング: 695184


しばらくフランスものが続きます。

これも兄弟本というか、シリーズですね。「幻想〜」等が出ています。
やっぱり、だいたいハッピーエンドで終る民話中心です。
妖精民話というと妖精の出てくるファンシーなお話を思い浮かべますが
どっちかっていうと、妖精というか、物の怪というか、
不思議な存在が絡んだお話、という印象です。
posted by まそむ at 06:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 神話や民話や昔話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月20日

ブルターニュ幻想集―フランス民話

ブルターニュ幻想集―フランス民話
植田 祐次 山内 淳
社会思想社 (1991/07)
売り上げランキング: 362764
おすすめ度の平均: 4.0
4 フランスじゃないフランス


これもケルト民話のひとつですね。
ブルターニュ地方はフランスの中でもちょっと変わった地域です。
フランスの中のケルト地区って感じの説明でいいのかな?
なので、民話も独特の雰囲気があります。
posted by まそむ at 04:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 神話や民話や昔話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月19日

ジプシー民話集―ウェールズ地方

ジプシー民話集―ウェールズ地方
ジョン サンプソン 庄司 浅水
社会思想社 (1991/04)
売り上げランキング: 469751
おすすめ度の平均: 5.0
5 むかしばなしもこんなに違う


す、すみません。色々あって更新が滞っていました。
というか、民話集はどう紹介していいものか途方に暮れます(汗)

この本は炉辺を囲んで聞くイメージの民話がいっぱいです。
黙読するより音読するほうが楽しめる感じです。
やっぱり、本来口伝で伝わってきたものだからでしょうか。

うああ、本棚にはまだまだ民話集いっぱいあるよー。
民話集って紹介しづらいから難しいデス。
でも、読んで損はない!、と思います。
特に、ストーリーの基本を押さえたい人は色々な民話や物語に
触れるといいんじゃないかな、と思います。

やっぱりウラジミール・プロップの本買おうかなぁ……。
posted by まそむ at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 神話や民話や昔話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月03日

ケルト民話集

ケルト民話集
ケルト民話集
posted with amazlet on 07.10.03
フィオナ マクラウド 荒俣 宏
筑摩書房 (1991/09)
売り上げランキング: 293259
おすすめ度の平均: 4.0
4 海に行きたくなりました。


フィオナ・マクラウドの民話集は哀しい感じがすると思います。

ていうか、密林の評価を見ると、筑摩の民話集は読みやすいのか、
評価が高めですね。

スコットランドのケルト作家です。
結構、本文を読むと、原文も読みたくなります。
どういう綴りでどう読むのかな、とか、言語的に興味がわきます。

「アム・デア・ビオ、アン・ドマン・バサハ、アン・デオマー・ケネ=ダオンナ」
――生きている神、死にゆく世界、そして神秘的な人間の一族

とかとか、何かの呪文に使いたくなります。
posted by まそむ at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 神話や民話や昔話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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